経営の悩みや不安を一緒に解決する相談所『経営の駅』 高槻経営コンサルタント

商品は売っているんじゃなく「買われている」


 

こんにちは。

経営の駅【マネージメントステーション】のフナさんです。

どうですか?あなたの商売は?

売れていますか?

 

でも、この記事を読んでいるってことは・・・

 

今の業績に満足していないって方がほとんどでしょう。

 

「もっとこの商品は売れるのに」

「もっと良い売り方があるはずだ!」

「繁盛しているところはどうやって売っているんだろう」

などなど・・・

今の商売をもっと繁盛させために、「どうやったら売れるのか」

を多くの方は研究します。

 

ですが、この考え方、実はそもそも大間違いなのですよ。。。

 

いらないものはいらない!

 

今の時代、私が言うまでもなく、『モノが溢れかえっている』時代ですよね。

 

一説によると、1997年を境に、モノが売れなくなったみたいです。

原因は、「多くの人が、一定の生活をするのに、満足できる設備が、家庭に整ったから」。

それと、googleが誕生したことも原因の一つだと言われています。

 

人々が「モノ」から「情報」に欲しいものがシフトした時代。

 

だから、20~30年前の、【造れば売れる】という時代ではないんです。

 

ってことは、この時代の教えを実直に聞いて実行している人は、結果が出にくいんです。

 

「私は松下幸之助さんをもっとも尊敬し、師として仰いでいます」

っていっている人なんかは典型的な例です。

 

勘違いしないでくださいね。

私は松下幸之助さんを軽蔑しているわけではないですからね。

 

その時代のパイオニアとしては、ものすごく尊敬しています。

でも、その考えはあくまでも、その時代背景があってのもの。

 

今は『供給至上主義』では成り立たないって事です。

 

要は、需要よりもはるかに供給量が上回ってしまっているって事です。

「欲しい!」って誰からも言われてないのに勝手に作って、

お金をかけて作ったからには、なんとしても売らないといけないって事で

必至になって売る。

これが今の商売の実態ではないでしょうか。

 

【売る技術】より【商品力】

 

「売る仕組み」

「コピーライティング技術」

「行動心理学をうまく活用して売る」

「売れるセールストーク」

「売るためのマインドセット」

とまぁこんな感じで、いろんな本や情報が溢れかえっています。

 

で、こういった事を学んで、自分の商売が解決すると本気で思い込んでしまっている人も溢れかえっています。

 

事実、この類の情報商材は右肩上がりに伸びているんです。(涙)

こんなモノが売れるくらい、世の中が迷走しているって事ですね。

 

こういったモノの何がいけないのか?

 

それは、前章でもお話したとおり、

「欲しい」と思われていないって事です。

 

よく考えてください。

 

今、日本の人口はどうなっていますか?

年々減少していってますよね。

 

2020年には2人に1人の女性が50歳以上といわれていますから、

単純に子どもを産める人数も減り続けるって事です。

 

夫婦2人が子供を2人産んで、プラスマイナス0です。

でも、女性の2人に1人しか産めないって事は、

夫婦2人が子供を4人産んでやっとプラマイ0って事です。

 

こんな事はほぼ不可能です。(国の政策がよっぽど優れていないと100%無理です)

 

例えば衣料品(アパレル)業界。

 

人口は減っているんだから、当然生産量も減っているに違いないと思いきや、

生産量はほぼ横ばい。

確かに、このどうしようもない不景気により、事業所数自体は減っています。

 

これは、人口が減ったから事業所が減ったのではなく、

大手の力に屈するといった事が原因です。

 

世の中のファストファッションが主流になり、

価格競争に対抗できずに脱落せざるを得ないといった事が原因。

では、なぜ生産量は減らないのか。

 

それは、売りたいという気持ちが強いからです。

ただこれだけなんです。

 

考えてみてください。

あなたは今、自宅の服が足りないって思った事はありますか?

 

おそらく、着る服が足りなくて困っているって人はほとんどいないはずです。

 

でも、服はどんどん生産され続けています。

これって、必要じゃないのに必要だと思わせないといけない

っていう状態なんです。

 

消費者からすれば不必要な状態。

そんな消費者に必至で訴えて、なんとか買ってもらう。

その後、必要だったかどうか、冷静に消費者が考えて、「無駄だった」

ってなってもそんな事はおかまいなし!

押し売っちゃえばそれでよし!っていうのが今の常套テクニックです。

 

でも、このやり方ってただ単に無駄を増殖させているだけで、

業界や社会にとってはなんのプラスにもなってないんですよ。

 

「欲しい」って思っている人が少ないのに、

それ以上に大量の商品を「生産」して、

『より売るテクニックがある奴の勝ち』

っていうサバイバルゲームみたいなことをやって、

売れなかったものは回りまわって最後は廃棄です。

 

その資源量のロス分だけ、コストがかさむので、

その分が商品代として乗っかってきたり、

あるいは、労働者の賃金を下げるといった事につながります。

 

国内で製造することは人件費的に不可能なので、

海外の労働力の安い国で製造せざるを得なくなり、

結局、日本の企業が、海外の雇用をたくさん生み、

海外の人たちの暮らしを支え、

日本の消費者から毟り取る。

 

といういびつな状態を生むことになっているのです。

 

話がだいぶ飛躍してしまいましたが・・・

 

つまり、「売る」技術ばかりを身につけても意味がない。

欲しくもないモノを、テクニックで一時的に「必要」と思い込ませて

売り切ったところで、なんの解決にもなっておらず、

問題の先延ばしをしているに過ぎないのです。

 

「売れない」原因は、売る技術の未熟度ではなく、

消費者が「買いたい」と思うモノを本当に提供できているかなのです。

 

ネットビジネスの世界でも、

リアルビジネスの世界でも、

「必要と思わせる」ために、不安を掻きたてて、消費者を煽る手法が

爆発的に増えています。

 

その不安とは対照的な環境を手に入れられるといった、

半ば詐欺師のような常套句で消費者を完落ちさせる。

 

こんなことに時間と情熱と資金をつぎ込んでいる余裕があるのなら、

その余裕を、

消費者は「どんなモノを」「いくら」で欲しいのかを

ど真剣に考えるほうが、よっぽど根本的解決になり、生産性もあります。

 

売れない原因は、

売り方に問題があるのではなく、

買いたいと思わないモノだという事がもっともな原因だということを認めましょう。

 

妙な小手先テクニックに騙されて、

妙な小手先テクニックを習得しようと思わないように。。。

 

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