経営の悩みや不安を一緒に解決する相談所『経営の駅』 高槻経営コンサルタント

デフレは悪!インフレは善!価格設定のコツとは!?


 

こんにちは。

経営の駅【マネージメントステーション】のフナさんです。

 

あなたはインフレ肯定派?デフレ肯定派? 

 

 

わたしが拠点にしている大阪、高槻市もいろんなものがどんどん値上がりをみせています。

 

この値上がり自体はさまざまな理由がありますが、わたしは安売りのどん底は抜け出した気がします。

 

これまで、いろんな業態で価格競争が勃発しました。

 

小売業、飲食業、サービス業。このあたりはとにかくメッカですね。

 

あとは電化製品ですね。しかしこの業界はどうしてもコモディティ化(最初は高いがだんだん値が下がる現象)が避けられず、最新モデルなどが次々に出てきてしまうので、ある種の「旬」のようなものがあるっていう実は特殊なタイプ。

 

ちょっと一般的にはあまり触れる機会がないのでわかりにくいですが、

プラスチック製品も軒並み価格競争になった業界です。

昨今では、100円ショップなるものがたくさんでき、その陳列された商品の90%以上が海外での製造商品。人件費の安い海外で作られた商品に国内のものがどう対抗するかってなると、どうしても低価格化が進んじゃうんですね。。。

 

で、なんと言っても食品業界はほぼ全ジャンルで価格競争による熾烈な争いが繰り広げられている業界です。肉だろうが魚だろうがスイーツだろうがパンだろうが。

業界賃金が軒並み低水準で、ワーキングプアーをもっとも排出するという不名誉な称号を獲得する業界だけに、いち早い改善が望まれる業界。

 

 

とまぁ数々の業界が過当競争を繰り広げ低価格化、いわゆる『デフレ』ってやつになっていったわけです。

そこで唱えられたのが、「デフレによって日本経済が不景気になった。」という説。

 

この言葉を皮切りに、「脱デフレ」という言葉が各界から囁かれ、現在では政府が果敢に脱デフレに取り組み、現与党(自民党)による「アベノミクス」の打ち出す政策によって、この状況を打破しようという世の中に。

しかし、結果としてはデフレが解消されたとは言い切れず、政府や日銀が掲げる『物価・賃金2%上昇』はなかなか実現されないといった状況です。

 

こんな感じの世の中の風潮を背景に、「安売りはやめろ!値上げは当然!」という声がどんどん挙がっているわけで、中には商品価格をがんがん上げさせるコンサルタントも増えてきました。

 

こういった背景により、低価格競争の底は抜けたかなぁって気がしてます。

 

経済って常に多数派の意見が繁栄される仕組みなので、「値上げしてもOK!」って風潮が前よりは確実に増えてきているので、底は脱したんじゃないかと推測しますがいかがでしょうか。

 

それに、中国の賃金が急激に上昇を見せたため、レイバーコストメリットが無くなりつつあるのもひとつの要因ですね。

中国の労働力に依存していた日本企業が、人件費上昇により、中国で作る意味がなくなったので、日本に製造ラインを戻すって企業も出てきました。

なので、結果的に原価が元に戻り、価格も上げざるを得ない状況になったのも一つの要因ですね。

まぁ、みんながみんな日本に帰ってきたわけではなく、バングラディッシュや、ベトナムなんかに工場を移した企業もたくさんあるため、まだまだ低価格路線を爆進中の企業もたくさんあるんですけども・・・

 

こんな感じですごーーく前フリが長くなってしまったのですが、、、

そもそも果たして本当に、「デフレ」ってそんなに悪なのでしょうか?

本当に「インフレ」をどんどん進めていくべきなのでしょうか?

 

 「デフレ」が引き起こす悲劇

 

たしかに「デフレ」が必ず良いとは思いません。安くしすぎることによって、その界のバランスを崩し、誰も得をしない世の中を作り上げてしまうのは事実です。

 

実際にアパレル業界では、【ユニクロ】ができる前とできた後ではガラッと変わりました。

単純に服の価格が一気に下がったのです。

 

それまではデニムを買いに行くとだいたい5000円~6000円くらいはしました。

でも、ユニクロができてからは、2000円くらいでデニムが買える世の中になったのです。

しかも品質はどうかというと、半額以下なのにそこまで悪くない。

だからユニクロ以外のアパレルブランドが軒並み業績を落とし始めたってわけです。

 

でも、果たして本当に【ユニクロ】はこのの中に必要だったのか?

「ヒートテックが無いとこれからの冬を越す事が出来ない!!」って本気で思っている人はたぶんユニクロがなきゃだめでしょうね(笑)

 

でも、それまでのアパレル業界が軒並み「価格が高すぎたのか?」って聞かれるとそうでもなかったですよね。

 

そりゃぁたくさん服を買うっていう楽しみはあるかもしれませんが、実際に日常の服のローテーションを見ると、よく着ている服なんかほんのわずかなんですよ。

なのでそもそも、そこまで数を揃えないといけないモノでもないので、ユニクロほど安くする必要がなかったのではないでしょうか。

 

雇用の面を見ても、ファーストリテイリングの社員は平均年収が約800万円となっていますが、これはユニクロの商品を作っている人も全部ひっくるめた平均賃金ではありません。

もっと言うなれば、地方の店長や社員は決してこんな数字ではなく、比較的低い年収で雇用されているのが現実です。

本社役員や、幹部のギャラが高いため平均が吊りあがりますが、こういった収入を確保しているのは、社内の中でもほんの一握りの人たちで、ほとんどは比較的安い賃金です。

 

そしてなんと言っても、ユニクロの商品は海外で製造されているため、そのお給料はほとんどが海外の人たちに支払われています。

 

「トリクルダウン」って言葉を聞いた事はありませんか?

「トリクルダウン」って言うのは、自分の展開しているビジネスが大成功を収めて、たくさんお金を持つことになった社長が、そのお金を下の人に分配するっていう状況のことです。

ようするに、たくさん儲かったら、その余剰分をがんばった人たちや、地域に分配するってこと。

従業員にたいしてのお給料もこの仕組みから支払われ、昇給したり、ボーナスが出たりします。

 

この「トリクルダウン」がほとんど海外で起こっているって事です!

なので、日本経済のなかでユニクロのトリクルダウンはほぼ起こっていないって事です。

だから結局、日本経済にとってはあまり意味のない会社って事です。

 

日本人のお給料が上がって、その人たちがまた、日本でお金をたくさん使うって事で世の中が動くんですよね。。。

じゃあ、世の中の景気を良くする為には、日本人により多くのお給料が支払われるべきなんですよ。

でも、商品の低価格化によって、物価・賃金の高い日本では製造できなくなって、海外の安いお給料でも満足してくれる人たちに頼んで、ユニクロの服をたくさん作ってもらう。

その商品が日本に入ってきて販売をするんですが、他よりも低コストで作った商品を、仮に世の中の適正価格で販売するのであれば、その分の利益がたくさん出て、日本人のお給料も上がります。

しかし、安く作った分、安く販売するため、日本人のお給料も出来る限り安くしないといけないって事です。

結果として、ほとんどの従業員の賃金は比較的安い賃金で働く事になります。

 

問題はこの先です。

 

こうやって圧倒的な低価格で販売するユニクロが、業界のシェアを多く獲得してしまったため、もちろん他のメーカーの服が売れなくなりました。

もちろん価格競争にまったく太刀打ちできないメーカーがたくさん出たため、業績は軒並みダウン。。。

こうなれば当然、販売店舗を次々に閉鎖せざるを得なくなり、雇用ももちろん少なくなります。

働いている従業員のお給料も当然上がることはなくなり、どちらかといえば下がった人のほうが多いのです。

 

ここで整理をすると、ユニクロができたことによって、従業員は幸せかというと、日本の地方で働いている店舗スタッフやアルバイト、パートの賃金は安いため、幸福度は高くない。

では、そのほかのブランドメーカーの人たちはと言うと、低価格化によりお客の減少、無理な値下げにより利益率の悪化。こういったことによって、雇用や賃金が奪われる。

結果として、ユニクロの従業員も、その他のメーカーの従業員も経営者も、ほとんどの人が得をしておらず、ユニクロの中の、ほんっの一部の本社の社員や柳井社長と、海外の工場作業者が喜んでいるっていう、なんとも悲しい結果なのです。

 

なので、過度の安売りによって誰が得をするのかっていうと、ほとんどの人が得をしないわけです。

 

アパレル業界だけではなく、飲食業界や小売業界も同じことはたくさん起こっています。

 

安売り合戦をずっとしている牛丼チェーンや、100円均一ショップなんかは典型的な例で、他の店舗からお客さんをたくさん奪って、従業員は低賃金。利益も高いわけではなく、結果、そこの会社の幹部、経営者連中と、海外での製造会社のみが笑っているという、最悪の結果。

 

なので、こういったバランスを崩している企業がある限り、その業界が良くなることは難しいんじゃないかなぁと思います。

 

 

でも、ここで衝撃の意見を!

「でも品質がそこまで悪くないものが安くで買えるっていうのは、お客側からしたら嬉しいんじゃね?」っていう意見。

 

そうなんです!!

消費者側からすると、ユニクロや牛丼チェーンや100均ってあるに越した事がないお店なんです!

 

だから必ずしも、絶対に「デフレ」が悪で、「インフレ」が善って事も言い切れないんですよ!!

 

 デフレだから不景気??

 

だって、今現在2018年の2月の時点では、日本の株価は2万円を大きく超えており、日本の日経平均株価(日本の大手企業225社の平均)は、2017年の一年間で19%も上昇しました。

そして、2018年に入ってからも上昇傾向は変わらず、一月の間で約1000円の上昇を見せているという好調ぶり。

この部分においては、「アベノミクス」の企業に対する金融緩和の成果がしっかりと結果に結びついたといえます。

 

ってことはですよ。

日本は景気が良いのか悪いのかっていうと。

良いんです!めちゃくちゃ良いんです!

大手の企業の業績はすごくいいんですよ!

だから株価が上がったところが多く、その株を持っている人たちも儲かったんです。

そして、配当や株主優待なども配布されて、たくさんのメリットを獲得した人は居ます!

 

ここで疑問にぶち当たるのです。

これまでたくさんの人たちが声を大きくして言っていたのが、

「デフレによって日本経済が不景気になった。脱デフレをしなければ、日本の経済は良くならない」。

この理論、おかしいですよね。

日本は今、「インフレ」ですか?「デフレ」ですか?と問うと、

「まだまだひどいデフレです」とたくさんの方が言っています。

与党を批判する野党側の議員たちも、「アベノミクスは失敗だ!なぜならアベノミクス最大のテーマである『デフレ脱却』が成功していない。という事は、経済が回復したとは言えないため失敗だ!」と言っています。これは政治家だけでなく、経済評論家もテレビで言っていますね。

 

でも、日本って今、景気いいですよ。。。

 

も、も、もしかして、、、

デ、デ、デフレが不景気の原因だって思ってた人たちが、自分たちの意見が間違っていたって事を認めたくないからいまだに意地を張っているだけなんじゃないか?って疑いたくなるくらい、反面教師の結果が出ちゃっています!!!(笑)

 

だから、デフレって景気とはたぶん関係ないんでしょうね。(キッパリ)

 

でも、勘違いしないでくださいね。

日本の景気が良いからって、自分たちの生活がよくなるかどうかはこれまた別の話ですからね!

 

さっき言ったように、結局海外の人にお給料を払っていると、日本人にはなんのメリットも無いですからね。つまり会社と、海外の従業員と、国が得をして、一般人には何も降ってこないんですよ。

たしかに納税している分、税収は上がってますが、その税金の使い道が我々に帰ってくることは今のところほぼ無いってことです。

この話はあまりしませんが、景気がいいから自分たちの生活が!って夢は見ない方がいいですよ。

それにこれだけ円の価値が高いですから、企業側もそのお金をできる限り流出させたくないですよね。なので企業がどんどんお金を吐き出すってことは今の状況じゃ考えられないです。

 

あなたも「そのおもちゃ、実はすごく価値があるんですよ!これからもっと価値が上がるかもしれません!」って言われたらすぐには手放さないですよね。

自分の生活が困ったり、価値が下がりかけたときに手放すんじゃないですか?

だから、価値の高い『円』を今は使わないってのが今の企業の体質です。それが「内部留保金」っていわれるやつですね。

だから、このお金に税金をかける!みたいなことを言っている政治家の方がいましたが、ほんっとに経済オンチなんだなぁと改めて思いました。

こんな人が政治家として、任される人間ってのが通用する国なんだっていう驚きです。まったく勉強しない人が国民の代表!首都のリーダーですよ!

ちょっとマジで危険ですよね・・・

 

ちょっと話がだいぶ脱線しましたが、(焦)

デフレが良いことだとは思いません。

ハイパーデフレによって、必要以上に市場のバランスを崩すことになりますから、結果として、あまり世の中にとって良い影響をあたえません。お給料が上がらないとかって事です。

 

でも、だからといって「デフレは悪だ!」と決め付けて、インフレにする事が必ず正しいっていうのも危険です。

 

 インフレを推し進める事の危険性!

 

モノが軒並み高くなったら、その分消費量は当然激減しますからね。

すると、一部の販売力のある、お金持ち企業が勝ち残り、微力ながら必死で頑張っている中小企業がほぼ壊滅しちゃいます。

結果として、お金持ち企業の経済効果以上に、廃業に追い込まれた人たちの貧困問題のほうが深刻になり、結局国の税収は無くなり貧困層の生活保障を国が背負わなくてはいけないため、経済は悪化しちゃうんです。

 

ようするに、インフレによって消費者の財布の紐を固くしちゃうことはもっと危険なことなんですよ。

 

それともう一つインフレが良くない理由が、日本って原材料の資源が全然ない国なんですよ。

なので、例えば「服を作ります」ってなると、その服を作るための麻や綿を輸入しないといけないんです。

車を作るのだってそうです。車を作るためによその国から鉄を輸入しないといけません。

 

そこで、日本が「インフレにしよう!」ってみんなが値上げをして、高い価格で販売できたとしましょう。するとその原材料を輸出している国は、

「日本であんなに高い価格で売れるのなら、この材料も値上げしてもいいよな」って事になり、

結果として、高く買わざるを得ない消費者、高く販売したけど、結果として原材料も高くなったため利益は残らない企業は得をせず、原材料を日本に入れていた輸出国だけが高く売れて得をします。

これって、日本の経済で得をする人が誰一人いない最悪の状況ですよね。。。

ってことで、「インフレにしよう!物価上昇毎年2%!」とかを本気で言っている人は本当に危ない人なのです。

 

 価格設定の考え方とは?

 

だから、なんでもかんでも「価格を高くする方法」や、「粗利益はあればあるだけいい」みたいなことを言っているコンサルや士業なんかの先生方がいますが、鵜呑みにすると悲惨な事になるんです。

 

価格設定は非常にシビアでナーバスな作業です。

ここを適当にやっちゃったり、変な指導のもとで行なっちゃうと後で、自分にしっぺ返しがきちゃいます。

なのでこの事こそ、しっかり教えてくれる人に相談や依頼をしないと、あなたのビジネスが無くなっちゃいますよ。

お客様の要望に沿って、なおかつ自社が健全に運営できる一番最高の価格設定を導き出す方法ってあるんですよ。

でも、これは本当にちゃんとビジネスを勉強した人しか知らないんじゃないかな。

なので、もしあなたが、頼りにしている師匠やメンターみたいな人がいたら一度聞いてみてもいいかもしれないですね!

 

 

 

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